ドクトル弓木の診察室日誌
丘の上動物病院のドクトル弓木医師が、実際に診察したぺットたちのびっくりエピソードや、ペットの健康についてのコラムです。あなたの愛犬さんにもこんな事、起こっていませんか?!
診察室日誌一覧
- 初めて仔犬を飼う方に

- ダニに注意!
- 海水浴場の散歩に注意して!
- 犬にも酷暑の影響が!?
- 「膀胱炎に注意!」
- 『自家製フード』の特長
- 動物にあたえてはいけない食品(1)
- 動物にあたえてはいけない食品(2)

初めて仔犬を飼う方に![]()
仔犬を飼い始めて、しつけや性格について相談に来られます。よく「こんなはずではなかった」と言われます。しかし飼主さんの手元にきたときはどんな仔犬も白紙。それから絵を画いて色を塗ったりします。つまり飼主が性格をつくっているんです。ですから気に入った性格になるよう丁寧に色を塗ってあげて下さい。くれぐれも仔犬の責任ではないんですよ。
ダニに注意!![]()
先日、患者さんより電話があり、「お腹に黒い大豆くらいのものがありダニだと思うんです。取ろうとして引っ張ると痛がるんです」。犬種は黒のアメコッカー。来院されてお腹を仰向けにして診察すると、ナント黒い乳首だったのです。さぞかし痛かったことでしょう。何はともあれダニには注意しましょう。
海水浴場の散歩に注意して!![]()
昨夏のこと、M・ダックスと海水浴場に散歩にいかれた方が、翌日に「食欲不振になってしまった。」と来院されました。診察の結果、腸内に海岸の砂がソーセージのように詰まっていたのです。まさしく海の腸詰でした。海水浴客がアイスクリームを砂の上に落とし、そのまま放置したためにその香りで砂ごと食べてしまい腸に詰まってしまったのでしょう。開腹手術で砂を除去し、術後3週間で元気になって帰ることができました。海水浴へ行かれたら、くれぐれも注意しましょう。
犬にも酷暑の影響が!?![]()
この夏の酷暑は人も犬も大変でしたね。そして皮膚病の多い夏でした。特に膿皮症の患者さんが目立ち、疥癬との混合感染もありました。その方は犬と添い寝していたため、動物と人の病院と掛け持ち通院していらっしゃいました。この皮膚病の多さの原因は、暑さのためシャンプー回数が多くなり、その後のドライが不完全だったため、皮膚が蒸れて毛穴に細菌感染が起こったため-と想像しています。疥癬の多発は不明ですが、シャンプー後のドライは充分行ってください。
「膀胱炎に注意!」![]()
冬場に入りますと、尿路系の疾病が多発する傾向にあります。犬も猫も同様でその原因は、正確には証明されておりませんが何分にも注意が必要です。特に膀胱炎は当院でもこの十二月に入って来院患者が目立ってきております。特徴的な症状は、頻回排尿、血尿、混濁した悪臭尿の排泄が目立ち、血尿は排尿の終わりごろ特に重度となります。以上の様子が見られたら早めに病院へ行き診察を受けてください。そして普段から水分を取るようにし、新鮮な水に新しいフードを常に与えるようにして下さい。
「自家製フード」の特徴![]()
自家製フードは、動物の状態によっては、内容を細かく工夫できたり、楽しみながら与えることができます。しかし栄養がアンバランスになりがであったり、肥満あるいは削そうを招き易い傾向があるようです。また手間がかかり、ほかのフードへの切り換えが難しくなったり、さらに人と同じ食品を与えることで、しつけがしにくくなるという一面がありますので、自家製フードと市販フードをそれぞれの特長を十分に理解して、正しい食餌を与えられるようにしましょう。
動物にあたえてはいけない食品(1)![]()
- 鶏・魚などの硬い骨
のどに突き刺さったり胃腸に詰まったりします。焼き鳥の串にも注意! - タマネギ・ネギ・ニラ・ニンニク
野菜に含まれる成分によって溶血性貧血を起こします。これらのスープや煮汁もいけません。 - 生の動物肉・魚介類
トキソプラズマ原虫、アニサキスなどの寄生虫や、ビタミンB1を破壊する酵素が含まれている可能性があります。 - 生の卵白
加熱すれば問題ありません。
動物にあたえてはいけない食品(2)![]()
- チョコレート
チョコレートを好む動物は多いようですが、チョコレートは肥満や虫歯の原因になります。
カロリーが非常に高いのでチョコレートのみで満腹になり、他の食餌を摂らなくなってしまいます。
またチョコレートはテオブロミンと言う中枢作用をもつ成分が含まれているので大量に摂取すると
てんかんや尿失禁などの症状を引き起こします。 - 香辛料
本来香辛料をとるべき動物ではありません。 - 味の強いもの
特に食塩の摂りすぎには注意しましょう。味付けとしての食品添加は不必要なばかりかナトリウム過剰症を引き起こします。 - その他
食品ではありませんが人の風邪薬は絶対に与えてはいけません。
弓木秀次郎獣医師紹介

仙台市泉区で平成9年に丘の上動物病院を開業。その以前は、製薬会社の営業マンとして、昭和59年に仙台勤務以来、東北の動物関係の学術・宣伝活動をする。そして動物病院を訪問しながら、理想的な動物病院をつくろうと決心され、今にいたっています。
その人柄と見立ての確かさで、来院数を伸長させ、遠くは隣県からも来られる方がいらっしゃるそうです。ハバナデーで仔犬を購入された方に紹介していますが、両建物の位置が仙台市の北と南にかかわらず、30分以上かけて診察にいかれるほど、弓木獣医師のファンになっているようです。
ハバナデーとの関係
ハバナデーの奥様(Mgr)のお兄さんと、同じ製薬会社の社員同士で、しかも机を並べて仕事をしていた関係から、ハバナデー開業時の助言者として協力させていただきました。
それからは、仔犬の栄養管理に始まり、犬舎の衛生管理などの相談役になり、店長夫妻が月に1、2度朝一番に来院しては、相談ごとや情報を仕入れに来られます。先日には(05年3月21日)、自前で企画したペットシッター養成講座の講師を頼まれました。以前にも「良いペットフードの選び方」講座など行い、意欲的な方だと思っています。







